巨大土木構造物の象徴である黒部ダムを間近に見学して、土木の役割・意義を実感する。
平成28年9月30日(金)~10月1日(土)
1日目 近鉄四日市駅 ⇛ 信州石井味噌 ⇛ 松本城 ⇛緑翠亭景水(宿泊)2日目 緑翠亭景水 ⇛ 扇沢駅 ⇛ 黒部ダム ⇛ 扇沢駅 ⇛近鉄四日市駅
14名
黒部ダムは富山県中新川郡立山町に位置する黒部川の上流に建設されたアーチ式コンクリートダムである。関西電力により発電に利用する水を確保することを主な自的として建設された。ダムの高さ(堤高)は186mとなっており、この高さ(堤高)は日本一であり、現在でもその記録は更新されていない。総貯水容量は約2意tとされており、北陸地方屈指の人造湖黒部湖(くろべこ)を形成している。総工費は建設当時の費用で513億円とされており、建設に携わった作業員延べ人数は1,000万人を超える。工事期間中の殉職者数は転落やトラック・トロッコなどによる労働災害により171人にも及ぷ.2006年時点での土砂堆積率は14%となっており、ダム本体の耐久性と併せて考えても、約250年はダムとして機能すると想定されている。
見学日当日は前日夜からの雨模様の天気の中、雨に降られることなく、無事に見学を行うことができました。扇沢駅にて自然に配慮したエネルギー源(電気)を利用したトロリーバスに乗車し、約16分の道のりで黒部ダムに到着します。現地に到着すると、黒部ダム特有の垂直断面が上部になるほど下流側に傾斜し、オーバーハングする形の、ドーム型アーチが確認でき、当時の設計及び建設技術がいかに困難を極めたかを身をもって確認できました。 (文:株式会社川崎測量 岡本)
2024.1.22
2023.8.23
2020.9.11